ヘアケアをする人の基本アイテムの一つである「洗い流さないトリートメント」ですが
- オイルタイプ
- クリーム・ミルクタイプ
- ミストタイプ
の3種類に分かれており、それぞれ特徴があります。
「目的」と「悩み」に合わせてタイプを選ぶことが、効果を最大化するにあたり重要になってきます。
「洗い流さないトリートメントの目的」と「それぞれのタイプの特徴」を知る事により、洗い流さないトリートメントを選ぶ際の基準にして頂ければと思います。
洗い流さないトリートメントの目的
トリートメントとは、基本的には髪の内部に栄養を浸透させ、髪を補修してくれる役割をするものを指します。
では、お風呂で使うトリートメントと洗い流さないトリートメントの違いとは何なのでしょうか?
まずお風呂で使うトリートメントですが、こちらは髪の内部に栄養を補給することが一番の目的です。
- 髪を修復すること
- 集中的にケアをすること
を目的としているため、髪の内部に効果のある成分をたくさん含んでいます。
次に洗い流さないトリートメントですが、こちらは補修成分も入っているのですが、一番の目的としては髪の毛の保護になります。
日常の生活で受ける外的ダメージ(紫外線やドライヤーの熱、摩擦など)から、髪の毛を守ることをメインに考えて作られています。
なので、どのタイプも髪表面を保護する成分を多く含んでいます。
つまりコーティング剤のような働きをしてくれるのです。
ですので、お風呂で使うトリートメントだけでなく、洗い流さないトリートメントを使う事により「補修」と「保護」の両方が可能となるのです。
オイルタイプの洗い流さないトリートメントの特徴
オイルタイプの一番の特徴は「オイルで髪表面をコーティングすること」にあります。
オイルが髪表面をコーティングする事により
- つやのある髪の毛を作る
- 髪のボリュームが収まる
- 髪の絡まりが緩和される
などの効果があげられます。
「髪の毛が太くボリュームを抑えたい」「くせを抑えたい」といった悩みがある方は「重いオイルタイプ」を使用すると、オイル自体の重さとオイルが湿気を防ぐので、とても効果的です。
また、オーガニック由来の商品が多いので「化学物にアレルギーがある人が使用しやすい」という点も、オイルタイプの特徴といえるでしょう。
デメリットとしては、使用量が適切でない場合
- ベタベタしてしまう
- 髪の毛が固まって、自然な雰囲気出なくなる
などのオイルつけ過ぎ現象が起こってしまうため、つけ過ぎには注意が必要です。
また髪をしっかり洗えていないと、髪の毛に残留しやすいといった特徴があるので「髪の毛が細くボリュームが出にくい人」は、出来る限り「軽いタイプのオイル」を選ぶようにしましょう。
インスタグラムなどのSNSで話題のN.(エヌドット)のヘアケアアイテム。サロン向けブランドとして、絶大な支持を得ているナプラが展開するブランドです。使っている方も周りに多いのではないでしょうか?N.(エヌドット)のス[…]
ミルク・クリームタイプの洗い流さないトリートメントの特徴
ミルク・クリームタイプの一番の特徴として保湿成分が多く含まれているため、ダメージによるパサつきや広がりを抑えることが出来るという事があります。
ですので、
- 髪の毛に柔らかい質感を出したい
- 乾燥した髪に潤いを与えたい
- 髪の毛のパサつきを抑えたい
という場合は、オイルより保湿成分を多く含む、クリーム・ミルクタイプが向いています。
また最近では、スタイリング剤のような使い方が出来る商品や、ハンドクリームとして使うことも出来る便利な商品が増えてきているため、1つで2つの役割をこなしてくれて非常に便利です。
ミルクタイプはオイルタイプよりベタつきが少なく、軽い仕上がりになりやすいので
- 髪の毛が細くボリュームが出にくい
- オイルのベタつきが苦手
という方には非常におススメです。
デメリットとしては
- オイルタイプと同じくつけすぎるとペタッとしてしまったり、保湿成分が多いために髪が乾くのが遅くなる。
- 保湿がメインなのでコーティング効果がオイルより劣り、くせ毛やボリュームを抑えるという効果は少ない。
などのデメリットが存在します。
今やおしゃれ女子なら誰もが知るナプラのN.(エヌドット)シリーズ。ポリッシュオイルやスタイリングセラム等のスタイリング剤だけでなく、アウトバストリートメント(洗い流さないトリートメント)の、”シアオイル”と”シアミルク”が発売されま[…]
ミストタイプの洗い流さないトリートメントの特徴
ミストタイプの洗い流さないトリートメントの一番の特徴は、タンパク質を補修する成分が多く含まれているので「髪の毛にハリ・コシを与え、ボリュームを出しやすい」という事があります。
粒子が細かく、髪の毛への浸透力が高いので
- 髪のダメージに対して集中的に補修したい
- 髪の毛が細くボリュームを出したい
- 髪の毛をしっかりとさせたい
といった人に対して、非常におススメです。
デメリットとしては「オイルタイプ」や「クリーム・ミルクタイプ」に比べると、コーティング効果を持ち合わす商品が少ない為「外的ダメージから髪の毛を守るという点において劣りやすい」という事があげられます。
また
- 髪の毛に潤いを与えしっとりさせたい
- 髪の毛のボリュームを抑えたい
といった人には物足りなさを感じるでしょう。
こういった場合には、髪の毛を乾かす前に「ミストタイプ」の洗い流さないトリートメントを付け、乾いてから「オイルタイプ」のものや「クリーム・ミルクタイプ」の洗い流さないトリートメントを使用することによって、解決することが出来ます。
まとめ
「洗い流さないトリートメントの目的」と「それぞれのタイプの特徴」を説明しましたが、今まで自分の「目的」と「悩み」に合ったものをしっかりと選べていましたか?
それぞれ働きに特徴があるため、現状に合わせて使い分けることが必要です。
より効果を求める方は「乾かす前」と「乾かした後」で、異なる種類の洗い流さないトリートメントを使用する事をおススメします。