髪のダメージケアに必要なトリートメント、リンス、コンディショナー。
この3種類の中で、自分に合ったものを選ぶことはヘアケアにおいて非常に重要です。
どれを選ぶべきなのか?
また、その中でもどんな特徴のあるものを選ぶべきなのかを学んでいきましょう。
トリートメント、リンス、コンディショナー、それぞれの役割の違い
まずは、それぞれの効果を説明します。
トリートメントの役割
まず最初に「トリートメント」ですが
- 髪のダメージを補修する
- 髪のくせや柔らかさなどの質感をコントロールする
というような役割があります。
「リンス」や「コンディショナー」と違い、髪の内部まで浸透し、栄養を補給してくれるため、ダメージケアには必須のアイテムです。
髪に必要な栄養分のコストが高いため「リンス」や「コンディショナー」と比べて高価なものが多いです。
しかし、内部まで補修してくれる成分がほとんど配合されていないのに「トリートメント」と表記されている商品もあるので、注意が必要です。
リンスの役割
次に「リンス」ですが
- 髪の表面にあるキューティクルを保護する
- 髪のPHを整える
という役割をしています。
「熱」や「摩擦」といった外的ダメージから髪の毛を守るってくれるため、ヘアダメージを予防してくれます。
また「表面をコーティング」したり「PHを弱酸性に整えてくれる」ため、一時的に手触りを向上させたり、髪の毛の絡まりを抑えてくれるなどの効果もあります。
コンディショナーの役割
最後に「コンディショナー」ですが、役割はほとんど「リンス」と同じで名称が変わったものです。
もともと「リンス」という名称は、シャンプーの製造技術が未発達であった頃「石鹸」のような「アルカリ性」のものしかなく、髪の毛が「アルカリ性」に傾いたままだと、どんどん傷んでいく為「酸性」に戻す必要がありました。
この「酸性」に戻す時にかけていた水溶液を使用し「アルカリ性」から「酸性」に戻す行為の事を「リンス」と呼んでいました。
それを海外(主に英語圏)では「コンディショナー」という名称で売られていたので、それに習って日本でも「コンディショナー」と言われるようになりました。
ただし同じ「コンディショナー」でも製造メーカーによって差があり、統一されていないため、ある程度内部まで補修出来るものも出てきているようです。
トリートメントを使用するべき人とは?
「ヘアカラー」や「パーマ」をする人は「トリートメント」を使用することを強くおススメします。
「ヘアカラー」や「パーマ」は、髪の内部にある様々な物質を「変化」「流出」させてしまうため、内部の補修をしてあげることが必要になります。
また、
- 髪をきれいに保ちたい
- 柔らかい質感が欲しい
など、髪に対するこだわりや願望がある場合も「トリートメント」を使うべきでしょう。
日常で起こるダメージのケア
髪の毛は日常生活の中で
- 摩擦
- 紫外線
- 乾燥
- 静電気
- 熱
- 水道水
といった様々なダメージを常に受けています。
保護だけでは守り切れない部分があり、どうしても時間とともに傷みが発生してしまいます。
普段から髪の毛に対して細心の注意を払いながら生活が出来るのであれば、ほとんど髪を傷めずにいることも可能かもしれませんが、現実的にほぼ不可能な為「トリートメント」で髪の補修をしてあげることが必要となります。
髪の内部に対してのケア
また、質感を変える為には内部の「水分と油分のバランス」を整えなければいけません。
例えば「パサつき硬くなってしまった髪」を「潤いのある柔らかい髪」にする為には、毛髪内部の「CMC」という「油分と水分が通る管のような部分」に、充分な量の「油分」と「水分」を補充してあげることが必要になります。
このように「髪の内部に対してケア」を行わなくては、思い通りの髪を手に入れることは非常に難しいです。
リンスやコンディショナーを使用するべき人とは?
「リンスやコンディショナーを使用するべき人」というのは、正直いないのですが
- 「カラー」や「パーマ」をしていない
- 髪にあまりこだわりのない
これらの人は「リンスやコンディショナー」だけで充分だと思います。
「カラー」や「パーマ」をしない人は、外的ダメージから髪を守る「キューティクル」がしっかりしているので「リンスやコンディショナー」をしてあげるだけで、充分髪の毛を健康に保つ事が可能です。
価格も安いものが多く、手触りが滑らかになったり、広がりを抑えたりしてくれる為「シャンプーのみ使用する」よりは、ダメージを確実に抑えられます。
まとめ
きれいな髪の毛をキープするには「トリートメント」の使用が絶対に必要です。
最近では
- 髪のエイジング現象を予防、緩和するトリートメント
- かなりのハイダメージまでカバー出来るトリートメント
- 頭皮ケアに特化したトリートメント
など様々な商品が出てきています。
正しい知識で自分にあったヘアケアを行い、綺麗でツヤのある髪を目指しましょう。