お風呂上りに髪の毛を乾かした時、パサつきや広がりが気になることはありませんか?
それは髪の毛の乾かし方が原因かもしれません。
乾かし方一つで手触りやおさまり方が変わってきます。
今回は髪の毛の乾かし方についてご紹介します。
髪を乾かさないとどうなる?
髪の毛が濡れた状態はキューティクル(髪の毛の表面のうろこ状のもの)が開いている状態です。
キューティクルが開いたままで放置するとキューティクルが剥がれやすくなり、髪内部の水分や栄養分が失われてしまい、広がりやパサつきなどのダメージの原因になってしまいます。
また、頭を乾かさずにいると頭皮にも菌が繁殖し、ニオイや頭皮トラブルの原因になるので、お風呂上りは早めに髪を乾かしましょう。
ドライヤーの前にしておくこと
1.洗い流さないトリートメントをつける
洗い流さないトリートメントは、ドライヤーの熱や乾燥から守ってくれる効果があります。
種類も大きく分けて3種類あり、それぞれ効果が違います。
自分にあった洗い流さないトリートメントを選びましょう。
ダメージが気になる人は保湿力の高いオイルタイプやミルク、クリームタイプがおすすめです。
髪の広がりが気になる人や、硬毛の人は中間~毛先につけたあと、表面にも手ぐしを通しながらつけましょう。
髪の毛がペタンとするのが気になる人は毛先中心になじませてください。
・オイルタイプ
キューティクルの保護、ツヤ、さらっとした指通り
・ミルク、クリームタイプ
保湿、パサつきをおさえる、しっとりとまとまる
・ミストタイプ
ふんわりとした仕上がり、ボリュームを出す、寝癖直し
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2.コーミングをする
洗い流さないトリートメントをつけたあとは、目の荒いコームでコーミングします。
コーミングすることで洗い流さないトリートメントが満遍なく行き渡り、毛流れが整うので乾かした後の手触りや仕上がりがキレイになります。
収まりが良くなる髪の毛の乾かし方
1.ドライヤーで乾かすときは、最初に根元から乾かします。
前髪がある人
前髪がある人は先に前髪から乾かしてください。
前髪がパカっと分かれやすい人は前髪の根元をこすり、左右にふって乾かすと解消されます。
くせ毛の人
くせ毛の人はくせの出やすいところから先に乾かしましょう。
濡れている状態が一番くせが直しやすく、乾いてしまうと直しにくくなってしまいます。
くせが出やすいところは引っ張りながら乾かすのがポイントです。
根元は、指の腹で頭皮をジグザグに優しくかくように、時折持ち上げながら隙間を作り、ドライヤーの風をあてて乾かします。
ドライヤーは、20センチほど離し、左右に振りながら乾かしましょう。
あまりにも頭の近くで乾かしたり、同じところに風を当て続けると、頭皮がやけどしたり、髪へのダメージも大きくなるので気をつけましょう。
また、毛先が跳ねるのが気になる人は下を向いて前の方に乾かすと、おさまりやすいです。
根元からしっかり前の方に引っ張って乾かすことを意識してください。
根元の向きでおさまり方が違ってきます。
根元は完全に乾いてしまうと向きを変えることができないので、濡れている状態の時に前のほうに乾かすことが重要です。
2.根元が乾いたら毛先を乾かします。
ドライヤーを上から当てて、手ぐしを通しながら乾かします。
毛先をカラカラに乾かしすぎてしまうと乾燥してしまい、硬くなってしまうので湿りがなくなった程度のタイミングで大丈夫です。
<もっと効果を高めたい人は>
ブラシを用いてブローをするとサロン帰りのような指通りになります。
毛先が8割乾いたらロールブラシを使ってブローしていきます。
(ブローのやり方)
ドライヤーはブラシに対して斜め45度から風があたるようにします。
ドライヤーの風は必ず上から当ててください。
下から当てると毛羽立ってしまい、髪がバサバサになってしまいます。
ブラシに髪の毛の中間くらいから髪をかまして、ドライヤーの風を当てながらブラシをゆっくり回転させて、徐々に毛先までブラシを降ろしていきます。
このとき、前に引っ張りながら行ってください。前に引っ張ることで毛先がキレイにおさまります。
毛先までブラシが降りてきたら、3秒ほど毛先に熱をあてて、ドライヤーを離し、少し冷ましてからブラシを抜きます。
こうすることで毛先にカールがつき、指通りの良い仕上がりになります。
3.最後に全体に冷風をあてて、キューティクルを引き締めます。
冷風は上からあてて、手ぐしで整えてください。
その後、ブラシやコームで全体をコーミングしましょう。
4.仕上げに洗い流さないトリートメントを毛先中心に、手ぐしを通しながらつけていきます。
トリートメントが保湿をしてくれるので乾燥を防いでくれます。
まとめ
しっかりケアしているはずなのに乾かすとパサパサになってしまう人は、乾かし方を少し見直してあげることで仕上がりが見違えるほど変わります。
ポイントは手ぐしやコーミングをこまめにしてあげることと、ドライヤーの当て方です。
洗い流さないトリートメントをつけることも忘れないでください。
髪の毛は乾かし方次第でキレイにおさめることができます。
ポイントを押さえて、サロン帰りのようなさらつや髪になりましょう!