手軽にイメージチェンジ出来るパーマ。
パーマは大きく二つに分けて2種類に分類することが出来ます。
それが【デザインパーマ】と【ホットパーマ(デジタルパーマ)】です。
違いが分からずサロンを予約する際に戸惑った経験もあるのではないでしょうか?
パーマの種類を知っておくことで、ご自身の理想のパーマに近づけますよ。
今回は、デザインパーマとデジタルパーマの違いについてご紹介します。
デザインパーマとは
ヘアサロンで一般的に「パーマ」と言ってかけてもらうのが「デザインパーマ」です。
一般的には熱を加えず、薬液のみのパーマのことを指します。
理想のスタイルに自由自在にデザイン出来ることから、デザインパーマと呼ばれています。
デザインパーマはデジタルパーマと比べて、柔らかくしっとりとした仕上がりになります。
くせ毛風ウェーブやトップにふんわりした感じを持たせることも出来ます。
または、前髪だけなどの部分的なパーマにも適しているのがデザインパーマの特徴です。
なりたいイメージに合わせてデザインが出来ます。
デザインパーマの持続期間は大体1~3ヶ月で、熱を使ったパーマよりも短めなので、
次のスタイルにチャレンジしやすいというメリットもあります。
デザインパーマの質感・仕上がり
- 柔らかい質感のヘアスタイルを作るのに適している
- 熱を使わないので、髪の根元からカールやウェーブをつけることが出来る
- 髪が濡れているときにカールやウェーブが強く出る特徴がある
デザインパーマはこんな方におすすめ
- 柔らかい質感にしたい人
- 根元からふんわりカールが欲しい人
- くせ毛風のニュアンスが欲しい人
- ドライヤーでもウェーブがつきやすく、普段からパーマがとれにくい人
- 髪の痛みが気になる人
- 元からくせ毛の人
- 部分的にパーマをかけたい人
デザインパーマは髪が濡れている状態でウェーブが強く出ます。
スタイリングする際は根元はドライヤーでしっかり乾かします。
根元以外の部分は半乾きくらいの状態で、湿った髪にワックスやムースなどのスタイリング剤をつけます。
そのまま自然乾燥させることで、デザインパーマのウェーブが引き立つようになります。
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コスメパーマの特徴
一般的なパーマに比べてダメージの少ない「コスメパーマ」や「クリープパーマ」「エアウェーブ」も、熱を使わずにくせ付けするデザインパーマです。
「コスメパーマ」は、通常のパーマ剤のデメリットである独特のアンモニア臭が少ないことが特徴ですが、システアミンという還元剤を使用していることが多く、通常のパーマ剤に比べて、髪の毛に臭いが残りやすいというデメリットもあります。
通常のパーマに比べて、アルカリ量が少なくPHも低めに設定されている為、ダメージが少ない事も特徴です。
仕上がりとしては、使用している還元剤に左右される為、一概に言い切る事は出来ないのですが、通常のパーマと比べて柔らかく、少しダレたようなウェーブになる事が多いです。
クリープパーマ・エアウェーブの特徴
「クリープパーマ」や「エアウェーブ」は、パーマ剤による髪の毛の還元作用だけでなく、湿熱と乾熱の力で、毛髪内部のタンパク質も移動させるパーマのことで、通常のパーマと比べると、持ちやかかりがよく、デジタルパーマと比較すると、髪の毛にかかる負担が少なくてすむ事が特徴です。
仕上がりとしては、強いカールではなく、弾力のある柔らかなパーマヘアに仕上げることが出来ます。
デジタルパーマとは
デジタルパーマは、パーマ剤を使う一般のパーマの作業工程に、更に熱加工も加えたホットパーマの一種です。
熱も加えることで髪に形状記憶を与え、パーマのかかり具合を強くすることが出来ます。
このデジタルパーマの施術工程は、同じホットパーマの「縮毛矯正」によく似ています。
矯正力や髪の傷み具合に違いはありますが、デジタルパーマは、くせ毛を直毛に変える縮毛矯正の「ウェーブ・カール版」とイメージしてもらえれば良いでしょう。
デザインパーマとは逆に、乾かすことでカールが出るのが特徴です。
熱により髪がダメージを受けることと、根元にはかけられないことが主なデメリットですが、乾かすだけでスタイリングが出来てしまうお手軽さが大きなメリットです。
コテを使ったような巻き髪パーマをかけたい場合にはデジタルパーマがおススメです。
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デジタルパーマ質感・仕上がり
- 髪にツヤとコシが出て、立体的で弾力性のあるウェーブやカールが形成される
- リッジ感の強いウェーブやカールになり、だれにくい
- 緩い大きなカールや巻き髪のようなカールも作れる
- ふんわりとした自然な仕上がりではなく、少し硬めの仕上がりになる
デジタルパーマはこんな方におすすめ
- パーマがかかりにくい人
- パーマが長 持ちしな い人、長持ちさせたい人
- スタイリングを楽にしたい人
- くせの強い髪、天然パーマ、硬い髪の人
- 縮毛矯正をかけている人
デジタルパーマはとても長持ちします。
一般のデザインパーマの1.5倍~2倍の持続性があります。
髪のくせの強さ、美容師の技術、使用する薬剤にもよりますが、通常だと4~5ヶ月後位からウェーブやカールが取れ始めます。
完全に取れるまで長い人だと半年~1年かかります。
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デザインパーマ・デジタルパーマで理想のヘアスタイルに!
髪質・髪のコンディションによってもパーマのかかりやすさは変わります。
こだわりが強い、絶対失敗したくないという人は、ヘアサロンに相談してみることをおすすめします。
どのような仕上がりを希望しているかをきちんと伝えると、イメージ通りのスタイルに仕上がるでしょう。
パーマで作る、ふんわりウェーブでおしゃれな髪型を手に入れましょう!